国旗の豆知識 |
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■国旗の標準寸法
■日の丸の歴史日の丸は源平時代の軍扇や、戦国時代の旗指物に好んで用いられましたが、旗としては吉野朝に初めて現われ、デンマークに次いで世界で2番目に古い歴史をもっています。 近世初頭南蛮貿易の日本船が日の丸を帆柱に掲げ始めましたが、その後鎖国による200年余りの空白をおいて江戸時代初期幕府は、日の丸を官船の旗章と定めました。幕末に外国との交渉が再開しますと(領海外に乗り出せる大型船が続々と建造輸入され)1854年日の丸を日本国の旗印とするように定められ、ここに事実上の国旗制定が行われました。 1860年には日の丸を掲げた咸臨丸がはじめて太平洋を渡り、この頃から船舶だけでなく陸海とも事実上国旗として使用されました。 明治政府は1870年太政官布告で船旗として日の丸を掲げることを定め、また1873年頃からは何かめでたいことがあると、各戸に日の丸を掲げることが慣習となりました。 ■国旗の掲揚
国旗の掲揚は、通常日の出から日没までとします。
国旗は、原則として自国の国旗に最優先権が与えられる。したがって、日本において各国の国旗を並べる場合には、日の丸を最上位に掲げます。
壁面に併掲する場合も同じですが、縦位置に掲げる場合、アメリカ国旗については、星のある紺色部が必ず向かって左上方にくるようにせねばならぬ規定がありますので注意を要します。天地左右の区別のある意匠をもつ外国旗については慎重に取り扱う必要があります。
3ヶ国の国旗を併掲する場合、通常日本国旗を中央にし、他国旗はアルファベット順に従って、先順位のものを向かって左に後順位のものを向かって右に掲げます。
4ヶ国以上の国旗を併掲する場合、通常アルファベット順に向かって左から右へ並べる方法と日の丸を中央にしてアルファベット順に交互に左右に配列する方法があります。
異なる国旗を二つ以上併掲する場合、国旗の大きさと掲揚する高さは出来る限り同じでなければなりません。
官公庁や公館で外国の元首や国賓などを迎える場合、その滞在期間中、その国の国旗と日の丸を併用することがあります。この場合は、敬意を表する意味で、礼儀上外国旗を日の丸の上位に掲げます。日の丸を一本掲揚する場合は、門内より見て右(門外より見て左)に掲げるのを原則とします。ただし、やむを得ない場合は、左(門外より見て右)に掲げてもさしつかえありません。 注)国旗の上位とは内側から見て最右翼、すなわち外観から見て最左翼のことであります。なお、その場合併立・交差ともに自由であります。 ■旗とポールの標準的な設置寸法ポールを設置して旗を掲げると言っても、バランスよく設置する為には、旗の大きさやポールの高さに頭を悩ますもの。また、複数の旗を掲げる時にはポール同士の間隔にも配慮が必要です。現在行われている標準的な設置寸法(地上設置の場合をご紹介しましょう。
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